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オンプレミスをクラウドに移行

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AWS導入事例:B社 業務アプリサーバー(オンプレミスをクラウドに移行)

企業の業務アプリサーバーを自社のオンプレミスの環境からAWSのクラウドの環境に移行した導入事例です。マルチAZ構成とロードバランサーによる負荷分散を実現させることで、業務の効率化に成功しました。


お客様の課題

B社は、社内で使用している業務アプリが非常に重く、業務効率が低下している状況にありました。環境調査の結果、サーバーのスペックが低いのと、サーバーの負荷分散構成が行えていないのが原因ということが発覚しました。
しかし、負荷分散のために新規にサーバーを追加するのは、情シスの作業負荷と、コストが非常にかかるため、なかなか新規サーバーの追加に着手することができませんでした。

また、オンプレとクラウドのどちらで構築したほうが、コストと作業負担の観点でメリットがあるのか把握できておらず、それもサーバー追加・クラウド移行に着手できない一つの要因でした。
お客様からは、クラウド移行にせよ、オンプレサーバーの追加にせよ、コストや作業負担の観点からみてメリットがあるほうを選択したいといった要望がありました。

なぜ、アンダーデザインに?

弊社アンダーデザインは、上記の内容の要望の一つであるオンプレとクラウド、どちらでサーバー構築をしたほうがメリットを見いだせるかという観点で、お客様にご提案できる力があるからです。というのも、70年の間、インフラ構築、運用保守を行ってきたため、オンプレに関するノウハウが豊富であることと、AWSの構築、運用保守の経験もあることから、オンプレとクラウドを比較した提案が可能になります。
今回は、オンプレとクラウドを比較したうえで、クラウド(AWS)に移行することを決めました。

今回のAWS構成の特徴

社内で使用する業務アプリなので、Amazon VPCにより、セキュリティを担保します。また、ELB(Elastic Load Balancing)を使用し、EC2(Amazon Elastic Compute Cloud)を複数作成することで、パケット分散させ、サーバーの負荷分散を行っています。このようにすることで、お客様の課題となっていた業務アプリのパフォーマンスを向上させることができます。

また、それに加え、マルチAZ構成にすることで、災害対策やサーバー障害時のダウンタイムを短くすることが可能になります。サーバーの耐久性、可用性を向上させることも可能になりました。この構成をオンプレで構築すると、非常に細かく複雑な設定が必要になり、作業負担とコストがかかります。しかし、AWSにすることで、ものの数分でこの構成を構築できるので、作業負担とコストを軽減、削減することができます。

利用用途
Appサーバ DBサーバ Webサーバ ファイルサーバ
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AWSコンテンツ 役割

Amazon VPC : Amazon VPC

セキュアな環境を構成する役割を担う。これにより、外部からVPC内に干渉することを防ぐ。

EC2 : EC2

仮想マシン。サーバーの役割を担う。

ELB : ELB

ロードバランサー。トラフィックを自動分散する役割を担う。

RDS : RDS

リレーショナルデータベース。6つのデータベースエンジンから選択できる。

S3 : S3

バックアップファイル(AMI)を保管する場所。

Amazon System Manager : Amazon System Manager

AWSとオンプレのリソースの統合管理。

AWS提案内容

今回は、お客様の環境を調査した結果、情シスの作業負担の軽減と、導入およびTCO(総所有コスト)の観点で、AWSに移行することで、メリットが見いだせるということが、分かったのでAWSへの移行を提案しました。お客様の問題であった、サーバーの負荷分散に対しては、ELBとリードレプリカで解決しました。
また、サーバーの負荷分散だけでなく、ダウンタイムもなくすために、マルチAZ構成にし、それぞれのAZにEC2とRDSを構築しました。それに加え、S3を利用することで、バックアップファイル(AMI)を使用することで、EC2に障害対策を行っております。