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2020年4月13日
皆さん、こんにちは!アンダーデザイン 右佐林です。
今回はフルマネージドサービスのAmazon FSx for Windows File Server をご紹介します。
ざっくりとどういうサービスかというとWindows Server ファイルサーバ機能をサービスとして提供する
という感じになります。
上記のようにすごく便利なFSxですが以下の通り制限事項もあります
では実際にどういう設定を行うのかということですが、まずは
FSx for Windows File Server を選択します
次に以下(→は今回登録したサンプル値)を入力していきます
ファイルシステム名 →test-fsx
マルチAZかシングルAZか →シングルAZ
ストレージタイプはSSDかHDDか(SSDの最低利用量は32GBから) →HD
ストレージ容量はいくらにするのか →2,000GiB
ファイルアクセスのスループットはどうするか →32MB/S(デフォルト値)
次にFSxでどのVPC、AZ、セキュリティグループを使うかを選択します
マルチAZで利用したいはAZをあらかじめ2つ作っておく必要があります。
またセキュリティグループですがADやクライアント端末と通信できるように通信許可設定しておいてください。
次にAD連携について
AWS Managed Microsoft Active Directory を使うか、ユーザで構築したADを使うかを選択します。
今回はEC2で構築したADを利用するため、Self-managed Microsoft Active Directory を選択しました。
Fully qualified domain name →構築したADのドメイン名= ud-test03.internal
DNS Server IP address →EC2(AD)のプライベートIP=172.18.0.200,172.18.1.200
※今回はEC2で2つADを構築し、冗長化していますので2つADがあります
Service account username →ADのDomain Admin 権限を持つユーザのID =test-admin
Service account password →ADのDomain Admin 権限を持つユーザのPW
あとはオプションなので空欄でOKです。
必要事項を入力し、FSxを作成dすると以下画面になります。 ※デプロイするのに約20分程度かかりました。
Status がAvaliable になっていればデプロイ成功です
デプロイ失敗の主な原因ですがADのドメイン名がちがう(FQDNになっていない)やDomain Admin権限のユーザIDとPWが違う、VPCのDHCPオプションセットが設定されていないことが挙げられます。
DHCPのオプションセットの設定ですが
DHCPオプションセットの作成に進み
必要事項を入力します。DHCPオプションセットが作成できたら、FSxをデプロイするVPCに該当のオプションセットを適用します。
問題なくデプロイされていれば、以下のようにFSxのNW設定情報が確認できます。
ちなみのDNSサーバのIPアドレスとドメイン情報について、FSx構築後でも修正は可能です。
では構築したFSxをどのようにクライアント端末から利用するのかというところですが
上記画面右上のAttachをクリックすると
上記画面が表示されますので、Attach instruction の記載されているコマンドを
クライアント端末のcmd で実行するばNWドライブにマウントされ、利用可能となります。
コマンド実行が成功すると上記の画面のように The command completed successfully と表示されます。
そしてクライアント端末では
このような形でマウントされていることが確認できます。
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